3万円給付金を盛り込んだ補正予算、12月7日に成立

前回12月9日に国会に提出された補正予算案ですが、12月17日に参議院にて可決されて成立しました。これにて3万円の給付金の支給は確実となりました。

実際の支給時期につきましては、国会だけでなく、自治体の方でも補正予算を組む必要があるため、給付開始については各自治体で補正予算が成立した後になるかと思います。また、この支給時期や支給方法について、各自治体の方では国から何の通知も受けてないとのことなので、今すぐ直ちに支給開始というわけにはいかないようです。

例えば、神戸市のケースですと、以下のような記載がされていました。

神戸市の3万円給付金の案内

そのため、年内の給付金の支給はほぼ不可能と思います。

去年の補正予算の成立時期と比較しますと、去年が11月29日だったのに対し、今年は12月17日ですので、約20日間程度は遅れています。そのため、実際の支給についても、前回よりも3週間程度は遅れるのではないかと感じています。

去年の記事を確認してみますと、令和5年度の物価高騰対応臨時給付金については、令和6年2月20日前後の支給でした。このことから考えますと、今回の3万円の給付金の支給は、令和7年3月10日前後になるかもしれません。

いずれにしましても、103万円の壁の引き上げ幅で与党と国民民主党がもめてましたので、交渉がこじれて予算成立が遅くなる可能性もありましたが、わりとスムーズに事がすすんでよかったと感じてます。採決では、ほぼ全員が起立してたようなので、立憲や維新とも折り合いをつけていけば、必ずしも国民民主の合意が必要なわけでもないのかなと感じてます。