マイナポータルは100億円のメリットがあるのか?
マイナンバーを活用した個人向けサイトの「マイナポータル」ですが、約100億円の費用をかけたものの、わずか0.02%しか利用されていないことで注目を集めています。
私も利用したことがあるのですが、マイナンバーカードでログインできるため、特にID取得などの必要はなく、ログインの方法としては新鮮なものがありました。どのサイトでもこういった形でログインできるようになれば、効率的なのではないかと感じています。
ただ、「マイナポータル」はいわゆるポータルサイト的な役割のため、このサイトでしかできないというようなものはなく、それほど必要性は感じられなかったという印象があります。
情報開示については便利ではありますが、e-Taxやねんきんネット、あるいはe-govやeLTAXなどを利用している場合、特に目新しいものがないというのが率直な感想です。税務申告はe-Taxの方でやった方が便利かと思いますし、「マイナポータル」で一体何ができるのか、いまいちよく分からないという印象があります。
せめて、目立つ位置にe-Taxやねんきんネットなどの外部リンクを掲載しておけば、ポータル的な役割があるかとも思いますが、総合窓口的な役割としても中途半端な印象がありました。
個人的には、そんなことよりも法人住民税をネットバンキングなり、クレジットカードなりで納付できる体制をはやくとってほしいと思うのですが、未だに銀行に行かなければ納付できない状況を改善すべきと思います。
「マイナポータル」を使ってはみたものの、私は今後は特にアクセスする予定はありませんが、0.02%という数字はまぁそんなもんだろうなという気がしております。