2024秋冬・給付金はいつ頃になるのだろうか?
岸田総理が6月21日の記者会見にて、2024年の秋に策定する追加の新しい給付金についてお話がありましたが、実際の給付がいつになるのかは不透明な部分があります。
この会見での内容についてですが、物価高に対応する総合的な経済対策のパッケージの1つとして、年金世帯や低所得者世帯を対象にした新たな追加の給付金を検討するとのことです。
首相官邸の公式サイトには、「秋に策定することを目指す経済対策の一環」との記載があるため、2024年秋に給付金額の内容などを策定したとしても、実際の給付は年明けか、もしくは来春あたりになるのではないかと感じています。
【追記:給付金速報】
→ 2024年秋の給付金は低所得世帯に「10万円」が目安
ただ、この記者会見のあと、岸田総理は総裁選への不出馬を表明しましたので、10月には新しい総理大臣が誕生することになると思われます。
そうしますと、検討されているこの2024年秋の給付金については、次の内閣が対応する形になると思いますが、この点については鈴木財務大臣も8月15日の記者会見で次のようなお話がございました。
鈴木大臣:
─── 存じ上げませんので、コメントは控えざるを得ませんが、この秋に策定することを目指す経済対策の行方につきましては、岸田総理があの時に表明された内容も踏まえまして、適切に対応していくことになるとしか、今の時点でお答えのしようがないと思っています。
(米2024年8月15日の記者会見にて)
ごく常識的な感覚でいえば、日本国総理大臣の役職で国民に約束したことですので、これを反故にすることは、自民党のみならず、日本政府の信認を失う結果になりかねません。そのため、仮に政権交代で野党が政権をとったとしても、この追加の給付金は実行されるものと思います。
ただ、給付金は実行されるとしても、後任の総理大臣によっては金額的には少額になる可能性は否めません。 岸田政権なら、今までの実績から7万円~10万は期待できるところですが、麻生政権の定額給付金は12,000円でしたので、誰が総理大臣になるのかによって金額は未知数なところがあります。
いずれにしましても、岸田総理が退任前に給付金を明言してくれたことは、非常に大きな意味があったと思います。その点、岸田総理が不出馬となってしまったのは、非常に残念に感じていますが、いずれ第二次岸田政権があるとすれば、自分は応援したいと思います。