介護認定の取得を考えるべき年齢

40歳にもなれば、介護保険料を納めることになるわけですが、最近までこれが何を意味するものかまったくわかりませんでした。社会保険料に上乗せされて何となく払っている程度の認識だったわけです。

けれども、最近、95歳になる祖母がそろそろ介護認定をとっておこうという話になり、この介護保険の意味を知ることになりました。

95歳ともなると認知症もある程度は出てきていますし、歩行なども困難になってきています。突然、歩けなくなるということも考えられますので、まだ元気なうちに介護認定を受けておいて、いざ介護が必要となった際には受給するつもりでおります。

95歳での介護認定はわりと遅いようで、だいたい85歳以上の高齢者の約半分程度は何らかの介護認定を受けているようです。

ただ、祖母のケースでいうと自立はできている感じもしますので、おそらくは「非該当」、もしくは「要支援」などの低い等級にはなるかとは思うのですが、それでもそろそろ介護認定を受けておこうということで申請してみました。

当日は調査員が自宅へやってきて、どの程度まで体が動くのか、どの程度まで介護が必要なのかという点を調査していったようですが、特に問題なく調査は終了したもようです。調査結果が出るまではしばらく時間がかかるようですが、95歳であってもわりと元気な方なので、もしかすると「非該当」などの結果になるかもしれません。

この介護ランクによってお金が支給されるものとの認識でおりましたが、実際には現金が支給されるわけではなく、介護サービスを自己負担1割で受けられるというものだそうです。所得によっては2割負担のケースもあるようですが、概ね1割負担で済むようです。

例えば、月30万円の介護サービスを利用している場合、本人の自己負担が3万円、保険料から27万円という構成になっているかと思います。この金額を国全体で見てみると、毎月かなり高額な支出になっていることが想定されますが、その負担部分を我々の現役世代の介護保険料で賄っているもようです。

ただ、現状ではまだましな方で、人口層の厚い団塊の世代が後期高齢者に突入した場合、この介護保険制度はうまく機能するのかどうかは疑問に感じています。この時期が10年後の2025年頃といわれており、いわゆる2025年問題になりますが、我々現役世代にとって頭の痛い問題かと思います。

posted by 給付金バンザイ! at 18:18│年金